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2016.12.16

2020年からEU諸国へのビザなし渡航も事前承認制(ETIAS)に

2016年11月17日付のCNNの記事によれば、シェンゲン協定適用国(Schengen Area)へビザなし渡航について、3年以内に事前承認制(欧州渡航情報認証制度/ETIAS)が採用される可能性について言及している。「参考:欧州渡航情報認証制度(ETIAS)の提案について(Security Union: Commission proposes a European Travel Information and Authorisation System) FAQ(ETIAS Questions & Answers)」
米国では、2009年1月12日より、日本を含む全てのビザ免除プログラム(VWP=Visa Waiver Program)対象国の方は、ビザなしで観光や商用で90日以下の渡航をする場合、渡航認証(ESTA)を取得することが義務づけられていて、カナダも2016年3月15日から電子渡航認証(eTA)の申請が義務化され、これらはトランジットで第三国へ行く場合も必要とされている。
この渡航認証の有効期間は、米国が2年であるのに対し、カナダは5年となっており、欧州でETIASが採用された場合の渡航認証の有効期間は5年とされる予定なので、現行のカナダと同じ感じになるのだろうか。

ところで、最近の欧州はテロのことがニュースになることが多くなってきている。
ここ最近に限ってみても、パリ同時多発テロ事件(2015年11月14日 CNN Japan-パリで銃撃や爆発、153人死亡 劇場やサッカー場など)、ベルギー連続テロ事件(2016年3月23日 CNN Japan-ベルギー連続テロ 死傷者260人、ISISが犯行声明)、イスタンブール空港爆弾テロ事件(2016年6月29日 CNN Japan-イスタンブール空港で爆弾テロ、死者36人 ISIS関与か)、そして、フランス・ニースで起こった無差別自動車テロ(2016年7月15日 CNN Japan-仏ニースでトラック暴走、77人死亡、負傷者100人強)と立て続けに起こっている。
わずか1年の間にこれだけ大きな事件が相次げば、いつまでも開放政策を続けるわけにもいかないのだろう。
おまけに、EU加盟国の間で、自国の治安と安全を守るためにEU離脱を主張する政党が選挙で躍進する例が増えている。
そういった主張は、昨今の情勢を考えれば、当然と言えば当然なのだが、欧州連合(EU)を束ねる欧州委員会(European Commission)としては由々しきことなのだろう。
欧州におけるテロリストの跳梁跋扈が、欧州渡航情報認証制度(ETIAS/European Travel Information and Authorisation System)でなくなるわけではないが、欧米諸国間でこうした情報共有がされるということは、いずれ日本政府もやれということになるだろう。

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EU、渡航者の事前承認制度を提案 ビザ免除国を対象に (2016.11.17 CNN Japan)

ロンドン(CNN Money) 欧州連合(EU)の行政執行機関である欧州委員会は17日までに、これまで入国査証(ビザ)が免除されている米国など域外国の国民が渡欧する前、インターネットでの事前承認や手数料5ポンド(約585円)の支払いを求める政策を提案した。

テロ阻止などを踏まえた治安対策の一環で、今後3年内に実施される可能性がある。
旅行客がEU加盟国に到着する前、身元の詳細を治安関連データと照合出来る利点を重視している。
国際刑事警察機構(ICPO)や欧州警察機関(ユーロポール)も調査に当たる。
保健衛生上のリスクや入国資格上の問題点なども審査される可能性がある。

EUはこれまでビザが必要な旅行客に対してはこれらの情報を入手してきた。
事前承認などは出入国審査を撤廃したシェンゲン協定の参加国への旅行客が対象。
同協定には大半のEU加盟国の他、アイスランド、リヒテンシュタイン、ノルウェーやスイスも加わっている。
英国がEUから離脱した場合、同国の渡航者もこの事前承認が必要となる。

欧州委で移民・内務問題を担当するディミトリス・アブラモプロス委員は、毎年約3000万人がビザなしで入国してきたが、治安とEU諸国の国民の安全性を犠牲にして開放の方針を維持することは出来ないと強調した。
EUはまた、域外からの渡航者の写真撮影や指紋採取を始める計画も検討している。
米国は既に外国人を対象にした類似の制度を導入している。
欧州委によると、インターネット上での渡航者の事前承認制度は数分間で処理出来る作業とし、大使館に趣いたり書類を郵送したりする手間は不要。
いったん承認されればその効力は5年間続くとしている。

英文記事:Want to visit Europe? That's gonna cost you €5 (CNN Money on Nov. 16, 2016)

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