« 増え続ける世界の海外旅行者(international tourists)を追い風に投資を考えよう | トップページ | 金運神社の御利益のお裾分け »

2016.02.09

4月からANAとJALの日本発燃油サーチャージゼロは嬉しいが

原油安が世界中の株式市場を震撼させるほどの影響を及ぼしている中、今年の夏休みに海外旅行を企画しようとしている人にとっては朗報が舞い込んだ。
何と、日系大手キャリアのJALについては、今年の4月、5月発券分は燃油サーチャージ(fuel surcharge)なしの運賃で、海外渡航ができることが正式に発表され、ANAも追随すると報じられているからだ。「2016年2月9日-JALプレスリリース 国際線「燃油特別付加運賃」が不要に(4月~5月発券分)
時期的に6月以降の夏の旅行については、この恩恵を十分に受けられる可能性があり、今のまま円高が推移すれば、海外の航空会社であっても、今までと比べて相当お得な価格でチケットが手に入ることだろう。

それにしても皮肉なものである。
私がリーマンショック直後に書いたコラム「円高、原油安は日本にとってグッドニュースではないのか(2008年10月26日)」の当時も株式市場は世界的に暴落し、阿鼻叫喚の悲鳴が上がっていた。
このときは、どちらかというと、原油安は世界株安の誘因ではなく、2008年夏までは暴騰を続けていた。
しかしながら、今回は、原油安が世界株安の誘因の一つとなっていて、今年は年初から株式市場は大荒れ、金融経済界はリーマンショック級の衝撃がいつか襲うのではないかと、戦々恐々とした毎日を送っていることだろう。
そして、欧州を模倣したと言われる黒田バズーカ第3弾のマイナス金利政策が、ドイツ銀行ショックを引き金にした金融不安を日本でも増幅させかねない情勢だ。(2016年2月9日 ロイター 蘇るリーマンショックの記憶、金融不安を高めるマイナス金利
私としては、今年の世界同時株安が脆弱な日本の雇用情勢に大きな悪影響を及ぼさないことを祈るだけである。

**********************************************

全日空・日航、日本発運賃の燃油分上乗せゼロ 6年半ぶり (2016.2.8 日経新聞)

全日本空輸と日本航空は4月1日発券分から日本発の旅客を対象とした燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)を6年半ぶりにゼロにする。
原油安に伴いジェット燃料の価格が下がっているため。
両社が運航する国際線の全路線が対象で、欧米路線の場合は現行よりも往復で1万4千円の負担減となる。
旅行者にとっては円安で割高に感じていた海外渡航の負担が軽減されることになる。

燃油サーチャージは燃油価格に応じて航空会社が運賃に上乗せする料金。
現在、全日空と日航は欧米・オセアニア路線で片道7千円、東南アジア路線は2千~4千円、中国路線では1500円を上乗せしている。これらをすべてゼロにする。

同様の動きは海外航空各社にも広がる可能性が高く、米ユナイテッド航空や米アメリカン航空も日本発の北米路線については4月1日発券分から燃油サーチャージをゼロにするとみられる。
「円安傾向の中でも海外旅行の料金が抑えられる」(日本旅行業協会の田川博己会長=JTB会長)と旅行業界はかねて歓迎の意向を示していた。

全日空と日航はジェット燃料の指標となる「シンガポールケロシン」の取引価格に基づき2カ月ごとに燃油サーチャージを見直している。
ケロシン平均価格が1バレル160ドル(当時の為替レートで約1万7千円)を超えた2008年には日本発の欧米路線の燃油サーチャージが片道3万3千円に達したこともある。

2015年12月~2016年1月はケロシン平均価格が1バレル43ドルとこの間の為替レートで約5160円となり、日本発の燃油サーチャージが発生する両社の基準値となる6千円を下回った。
海外発では両社ともドルベースの基準を下回った2015年12月発券分からゼロにしている。

**********************************************

|

« 増え続ける世界の海外旅行者(international tourists)を追い風に投資を考えよう | トップページ | 金運神社の御利益のお裾分け »

コメント

片岡さん、コメントありがとうございます。

最近は調べてなかったのですが、そういうカラクリがあったのですね。
情報ありがとうございます。
私も少し調べてみますね。

投稿: カルロス | 2016.03.07 18:26

4~5月日本発券分はANA・JAL共に燃油サーチャージを廃止、日タイ間では往復で6,000円安くなるので、今いくらか確認しようとANAの東京・バンコク線を見ていたら、なんか以前より高くなっているような・・・

一番安い割引運賃は、ちゃっかり運賃自体を2月25日から
6,000円値上げしています。

4月から燃油サーチャージが廃止されても、以前と同じ価格をキープってことです。JALも同様だと思います。

ほんとやりやがったなって感じですね。

ANAでざっと見ると
シンガポール、クアラルンプール、ハノイ、ホーチミン、
ジャカルタは変わっておらず、バンコク、マニラ、ヤンゴンが改定されているようです。

投稿: 片岡 | 2016.03.07 11:34

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/82450/63188695

この記事へのトラックバック一覧です: 4月からANAとJALの日本発燃油サーチャージゼロは嬉しいが:

« 増え続ける世界の海外旅行者(international tourists)を追い風に投資を考えよう | トップページ | 金運神社の御利益のお裾分け »