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2014.01.30

海外旅行好きにお勧めのクレジットカードはUAセゾンとダイナースか

昨年の12月から私は自分が保有しているクレジットカードの取捨選択(restructuring)に悩んでいる。
取捨選択の対象となるクレジットカードは2つ、2014年の更新から年会費が本来の額(18,900円)になるデルタスカイマイルシティゴールドVISAカードと、年会費(15,750円)無料でモニター加入しているダイナースクラブカードだ。
実際には、12月5日に「デルタスカイマイルシティプラチナVISAカードへの招待は見送りか?」を、12月9日に「Hilton HHONORS 会員資格継続へ」というコラムを書いたとき、そして、そのブログにコメントをいただいた方のアドバイスに従って、JALマイレージバンクに加入してから私にとっての選択肢がますます増えてしまった。

しかし、ここで私は海外旅行に必要なクレジットカード選択の基本に立ち返り、さらに、早期リタイア後の計画を見据えた結果、最も重視すべきことは、クレジットカードに海外旅行傷害保険が自動付帯(航空券などの旅行代金等をクレジットカードで払ってなくても補償を受けられる)されていること、その補償内容、特に疾病・傷害の治療費用や携行品損害、そして救援者(家族)の渡航費用補填の上限がどの程度あるかで、クレジットカードの取捨選択の優先順位を決定することにした。
そして、ゴールドカードのようなステータスカードを持つ場合は、それに相応しい特典が受けられるか、あるいは航空会社やホテルのマイレージプログラムとのポイント交換の制度があるかを見比べることにした。
また、日本の場合、HSBC香港のように預け入れ資産の総額や、口座の保有履歴でクレジットカード(年会費無料のHSBC Advance Visa Platinum Cardなど)を作ってくれる土壌があまりなさそうなので、サラリーマンを辞めてしまうと、新規に優良カードを作ることが困難になる。

これら3つを考えた場合、私が今後、保有しようと思っているクレジットカードは以下の通りだ。
ちなみに、日本損害保険協会の「損害保険Q&A」の問83(クレジットカード付帯の海外旅行傷害保険について)には、クレジットカード付帯の保険が複数重複し、同時に保険金が支払われる場合、死亡保険金と後遺障害保険金を除いて、つまり、治療費用、賠償責任、携行品損害などは、クレジットカード付帯の保険の保険金額を合算した金額を限度として、その範囲内で実際の損害額を按分して保険金が支払われる、とあるので、複数の海外旅行傷害保険付のクレジットカードを持っていれば、それだけ補償が手厚くなるということだ。

A.MileagePlusセゾンカード (VISA、Master)(継続保有)

すべての海外旅行者にとって一押しのカード

・安価な年会費(1,575円)にもかかわらず、自動付帯の海外旅行傷害保険の補償が意外に手厚い。特に、治療費用の上限300万円は、ゴールドカード並みの補償額とも言える。このカードの年会費であれば、数年に1回程度の海外旅行しかしなくとも十分に元が取れると思う。 但し、キャッシュレスメディカルサービスの利用はできない。
・追加の年会費(5,250円)を払ってマイルアップメンバーズになれば、ユナイテッド航空(United Airlines)のマイレージプラス(Mileage Plus)へのショッピングマイル加算が通常の2倍となる。
それに、ショッピングマイルが加算され続けていれば、マイルの有効期限(マイルの増減のときより18ヶ月)は実質的に無期限となる。
また、来る2月1日発券分から特典航空券の取得要件が悪くなる(2013年12月13日-ユナイテッド航空の特典航空券発券要件の改悪)が、ANAなどのスターアライアンス(Star Alliance)系列の航空会社を利用した片道特典航空券は、特にLCC(Low Cost Carrier=格安航空)との組み合わせで海外旅行する場合に威力を発揮するだろう。

B.ダイナースクラブカード(継続保有又はJALダイナースへの切替)

現在のダイナースカードにグローバルマイレージのオプションを付ける(年会費22,050円)か、JALダイナースに切り替える(年会費23,100円) ことを検討している。

・国際的なステータスを持つカードである。
海外旅行傷害保険が自動付帯である。
キャッシュレスメディカルサービスがある。
・一般のダイナースカードの場合は、旅行代金等をカードで支払った場合に、国内旅行傷害保険が適用になる。(利用付帯、JALダイナースは自動付帯となる。)
海外の空港ラウンジが無料で利用できる。 この特典はプライオリティ・パス(Priority Pass)でも代用が効くが、クレジットカードの種類によっては、ラウンジの利用料金が無料になるプレステージ会員になれないものもあるので、海外の空港ラウンジは引き続きダイナースカードで利用したい。

C.シティゴールドVISAカード、又はCLUB-AゴールドVISAカード

Bのところで、JALダイナースに加入した場合は、現在のデルタスカイマイルシティゴールドVISAカードを、シティゴールドVISAカード(年会費12,600円)に切り替え、ダイナースカードにグローバルマイレージオプションを付けた場合は、シティカードを解約して、JALのCLUB-Aゴールドカードに新規加入(年会費16,800円)することになる。
これらのカードは、現在は相当に恵まれているMileagePlusセゾンカード (VISA、Master)の付帯保険の補償条件が将来的に悪化した場合のリスクをカバーする意味合いが強い。
事実、私がMileagePlusセゾンカードの入会と入れ替えに解約したNICOS一般カード(年会費1,312円)付帯の海外旅行傷害保険(利用付帯)の補償条件は日本信販系だった2001年当時より悪くなっているからだ。

シティゴールドカード

海外旅行傷害保険は利用付帯(飛行機や列車、バス、タクシーなどの公共交通機関利用代金等をカードで支払うことが適用条件)となる。
キャッシュレスメディカルサービスがある。
海外旅行保険の適用される責任期間に、出国後に利用条件を満たした場合として、「海外旅行の目的をもって住居を出発し、初めて利用条件を満たす料金を支払ったときから住居に帰着するまでの旅行期間中(2ヵ月を限度)」とある通り、一般的な海外旅行傷害保険付帯のクレジットカードカードと組み合わせて利用すれば、出国から最長で150日(5ヵ月)は海外旅行傷害保険の適用を受けられる。
但し、同一の旅行で出国前と出国後の利用が重複した場合は、出国前に利用した方が優先となり、一般的な補償条件が適用となる。
・3ヶ月超のロングステイに対応したシティアシスト海外旅行保険追加プラン(有料)がある。
・2014年1月16日から「マイレージ/ホテルポイント移行サービス」や「プライオリティ・パス(スタンダード会員)年会費無料登録」などの新優待サービス開始。

JALのCLUB-Aゴールドカード(ダイナースを含む)

国内外の旅行傷害保険の双方が自動付帯である。
キャッシュレスメディカルサービスがある。
・海外航空便遅延お見舞金制度がある。

とりあえず、このような感じだ。
BとCについては、どれを選択するか、3月までには結論を出そうと思っているが、いずれにせよ、2011年1月からマイルの有効期限が無期限となったデルタ航空(Delta Airlines)のスカイマイル(Sky Mailes)については、特典航空券発券要件の改悪がされていることもあり、クレジットカードの連携を切ろうと思っている。
これによって、ペイ with マイル(デルタ航空のチケットを買う際に、運賃の一部または全額にマイルを充当できる)の権利もなくなるが、それは致し方ないだろう。
なお、デルタ航空(Delta Airlines)と連携しているクレジットカードとしては、デルタスカイマイルJCBテイクオフカード(年会費1,575円)というものもあるようだが、私としてはこれを保有するなら、50歳を超えたときに、JR東日本の「大人の休日倶楽部ミドル」の特典を利用するためのクレジットカード(年会費2,500円)を作ることになるだろう。

最後になるが、日本損害保険協会の「損害保険Q&A」の問81(海外旅行傷害保険について)によれば、海外旅行傷害保険は、海外滞在中に疾病や傷害の原因があり、海外旅行中、又は帰国後72時間以内に医師の治療を受ければ、治療費と通院にかかった交通費を補償してくれるようになっているようだ。
今回の肺炎の治療費も、帰国後の初診にもかかわらず補償され、不幸中の幸いといったところだが、こういうことも一度確認しておくといいだろう。
そして、私が海外旅行傷害保険にここまでこだわる理由は、今月7日の「トラブル続きの年末年始旅行、救世主は女性なのか」と、1999年3月のタイ・ミャンマー(ビルマ)・ラオス旅行でのカメラ盗難事件、そして、1999年9月のチュジシア・マルタ旅行での入院騒動をご覧いただければご理解いただけるだろう。

(注)シティーカードジャパン(株)の事業譲渡により、2015年12月14日付でシティゴールドカードはSuMi TRUST CLUB ゴールドカードになっております。

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コメント

情報ありがとうございます。

海外の銀行はタイのカシコンも持っていますが、できればシンガポールあたりに欲しいですね。
かなり口座開設が難しくなっていますが

投稿: カルロス | 2014.02.02 17:10

カルロスさん
HSBCとの取り引きが多いようですが、
一本槍は、危ないですよ。

http://www.bbc.co.uk/news/business-25861717

投稿: | 2014.02.02 07:20

そういうこともあるのですね。
まあ、私の場合は帰国直後に医者に行ったので、どう考えても海外が原因だよね、と言われましたが

投稿: カルロス | 2014.01.31 21:53

帰国後72時間以内に初診を受ければ、国内の治療も海外旅行保険でカバーされるというルールを知らないクリニックがありますよ。
僕のことを保険金詐欺師よばわりした医者がいました(実話)。
こっちは損保のコールセンターに確認とってから来院してるのに。
ま、諸悪の根源はインドの汚い水なんですけどね。

投稿: いちろう | 2014.01.31 06:12

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