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2013.10.13

米国グリーンカード抽選(USA Green Card Lottery)に応募してみる?

2013年3月2日に、私は友人の石田さんの著書を紹介する形で「越境せよ!日本で絶望するより国境のない世界で稼げ」というコラムを書いた。
そのときは、これを地で行ったような人ということで、「俺のたこ焼きが食えんのか!」の著者であるスパン王子のことに触れたが、今回は原則として日本の高等学校を卒業していれば、誰でも応募できる越境のチャンスを紹介したい。
ご存じの方も多いだろうが、これは、米国移民多様化ビザ抽選プログラム(Diversity Immigrant Visa Program)、通称、米国グリーンカード抽選(USA Green Card Lottery)と呼ばれるビザプログラムで、無作為抽選によって米国の永住権が得られるシステムとなっている。
このプログラムは資産を持った富裕層や、小金持ちの移住先の選択というより、日本の労働市場で虐げられている若年層にとってチャンスと言えるだろう。
ただ、応募資格のある国として、過去5年間に家族呼び寄せまたは雇用による移民ビザで50,000人以上が米国へ移民した国は除外されることになっているため、日本が今年の対象国になっていても、来年以降もそうなっている保証はない。

ところで、Diversity Visa (DV) Program 2015の説明(instructions)は、英語以外に日本語を含む14ヶ国語で提供されているので、興味がある人は読んで応募してみるといいだろう。
これは、Electronic Diversity Visa Lottery(英語のみ)からオンライン申請をすることになっていて、応募期間は、米国東部夏時間の10月1日正午から11月2日正午(日本時間の10月2日午前1時から11月3日午前1時)までである。
ただ、公式サイト以外の応募代行業者などを使って申し込もうという人は、私が2011年4月25日に「US Green Card Lottery(アメリカ永住権抽選)の勧誘電話」で書いたような怪しげな勧誘サイトも多いので応募の際は気を付けた方がいい。
そのことは、在日米国大使館でも注意喚起をしているほどだ。

このビザ抽選プログラムで当選すれば、永住権が付与され、仕事もできる上に、配偶者と子供を帯同できるため、アメリカで一旗揚げようという人にとっては素晴らしいものである。
何だかんだ言われても、こうした移民プログラムで人材の多様性を確保し、常に国のダイナミズムを維持しようというアメリカの姿勢は見習うべきところが多いように思う。
少なくとも国際化という言葉だけが一人歩きし、実質的に人材鎖国を目指しているとしか思えない日本には真似できないだろう。
私が最近読んだ記事で、「2013年10月12日-ウォール・ストリート・ジャーナル日本版-日本に来た外国人看護師の前にそびえる高い壁」や、「2012年1月24日-ダイヤモンド・オンライン-43%の企業が『海外からの人材が必要ではない』」などを見ると暗澹たる気持ちになるのだ。

日本の国内で外国人と触れあう機会が少ないということは、英語を勉強しても使う機会が少ないということを意味する。
それが自分の将来とどう関係あるのか、と言う人は、私が今年のゴールデンウイークの旅行の途上、ロサンゼルスで出会った在米日本人の言葉をお聞かせしよう。
「日本人は英語ができないから外国へ行っても低賃金労働しか職がないのよ。フィリピン人はすぐにでも接客の仕事とかあるけどね。日本で食えなくなる世代はこれからどうなるのよ。トイレ掃除に窓拭き、今は日本人がお客だけど、あと10数年後は逆転するのかも。」
日本人が国内で食えなくなる時代はもうそこまで来ているかもしれない。
2020年の東京五輪は今の小中学生が主役となろう。
しかし、主役となれない多くの子供たちの将来を考えた場合、英語や外国人との交流体験などどうでもいい、と言えるのだろうか。

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