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2010.09.02

32年ぶりに羽田空港発着の国際線の定期便再開

10月21日の新国際旅客ターミナルのオープンに伴って、羽田発着の国際線の定期便が32年ぶりに再開されるようだ。(エアトラベラーズ-10月からの羽田発新国際路線とエアラインまとめ
これに合わせて羽田発の海外ツアーやチケットの売り出しも始まっていて、私のような横浜エリアからアクセスする者にとっては嬉しい限りだ。
特に深夜発の便は少ない休暇で効率的に海外旅行が楽しめるので、3連休前のフライトチケットは、下手するとゴールデンウイーク並の争奪戦となり、人気化することだろう。
金曜の深夜便を使えば、土日を現地を過ごして、月曜(ハッピーマンデー)に帰国するというプランが立てられるからだ。
ただ、そうなるとチケット価格も上がるので、そのリスクをどうするかが今後の海外旅行の課題になるだろう。

ところで、羽田発着の国際線のフライトが増えるということは、相対的に成田の不便さが今まで以上に浮き彫りになることだろう。
民主党政権が発足した直後の昨年10月、前原誠司国土交通相が羽田を国際的な拠点空港となるハブ空港として優先整備する考えを示したことに対し、千葉県の森田健作知事や大阪府の橋下徹知事が、成田や関西空港をないがしろにするものだ、と噛み付いたことが報道されたが、その後、彼らは成田や関空の振興策について何かやったのだろうか。
それとも政府と取引して振興事業費という名のカネを持ってくることに話が付いたのだろうか。
いずれにせよ、首都圏の空港は、メジャーキャリア専用の羽田、LCC(Low-Cost Carrier=格安航空会社)の成田、茨城といった棲み分けをせざるを得ないだろう。
私も今は海外旅行のたびに成田まで片道3時間かけて行っているが、それも近い将来、ほとんど羽田にシフトするような気がする。
それゆえ、今年の秋から冬にかけては、最後の華やかな成田空港出発の風景を撮るべきときが来ているかもしれない。

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羽田「ハブ空港に」、国際線24時間化へ・・・国交相 (2009.10.13 読売新聞)

前原国土交通相は12日、大阪府の橋下徹知事と大阪府泉佐野市内で会談し、2010年10月に再拡張される羽田空港について、「24時間空港化を目指したい」と述べ、国際的な拠点空港となるハブ空港として優先整備する考えを示した。
国内線は羽田空港、国際線は成田空港とする「内際分離」の原則も廃止し、両空港の役割分担も見直す。大阪府や千葉県など、国際空港の活用を通じて地方振興を目指している自治体から反発の声があがっている。
前原国交相は12日の橋下知事との会談後、記者団に「内際分離の原則を取り払い、24時間国際空港化を徐々に目指したい」と述べた。さらに「日本にはハブ空港が存在しない状態だ」として、アジアで存在感を増している韓国・仁川空港に対抗する考えを強調した。

13日の閣議後の記者会見では、「ハブになりうるのは、まず羽田。ただ首都圏空港の一体的運用は続けていきたい」と述べた。
羽田は地方都市を結ぶ路線が多く、成田に比べて都心からの利便性も高い。再拡張で発着枠は年間30万回から41万回に増え、このうち3万回分は国際線に割り振られる予定だったが、国際線発着枠を将来的に上積みする考えと見られる。
前原国交相は12日、成田空港について、「航空需要の増大を見据えて有効活用する」との考えを示した。ただ、羽田空港のハブ化は、成田空港、関西国際空港、中部国際空港の地盤沈下を招く可能性が高く、地元の反発は必至だ。橋下知事は会談後、「関空がハブ化しないのに(府が関空に)お金を使うのはおかしい」と述べ、関空への予算支出を打ち切る可能性を示唆した。

◆成田のハブ化、アジアの主要空港に後れ◆

前原国交相が羽田空港の「ハブ空港」化に言及した背景には、韓国・仁川やシンガポール・チャンギなどアジア主要空港と比較して、成田空港がハブ空港として後れを取っているという実情がある。
航空業界や観光業界などにも、このままではアジアを訪れる外国人が日本を素通りしかねないとの危機感が強い。
アジア各国は、国家主導でハブ空港化を進めている。24時間運用や安い空港使用料などによって利便性が高く、仁川や香港は国際線の就航都市数や貨物取扱量で成田を大きく上回っている。成田空港は騒音問題などで、発着枠の制約や夜間離着陸制限などもある。
羽田の国際化は森内閣時代に扇千景国交相が打ち出したが、今のところ就航便はソウルや上海など近距離路線にとどまる。国際空港としての地盤沈下をおそれる成田の地元への配慮も一因だ。今後、同じくハブ化を目指している関西国際空港や中部国際空港などとの調整が難航する可能性もある。(経済部 山下福太郎)

◆「ハブ空港」とは◆

各方面から国際線が集まり、近隣国や国内他空港に乗り継ぎできる拠点空港で、車輪の中心軸(ハブ)に例えている。アジア各国は着陸料の引き下げなど戦略的に整備を進めている。香港やシンガポール・チャンギ、韓国・仁川は24時間運用できる便利さもあって、国際線旅客数を伸ばしている。
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