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2010.08.29

上海行き春秋航空、片道4千円

いよいよ日本発着のLCC(Low-Cost Carrier=格安航空会社)の進出が徐々に本格化してきたようだ。
ソウル、釜山、台北に続いて上海からもLCCが日本へ就航を始め、デフレ時代の海外旅行の選択肢が徐々に広がってきた。
春秋航空の上海-日本(茨城・成田)のフライトは週3便、原則として、月曜が成田発着で、水曜と土曜は茨城発着となる。
LCCは安さが売りなのだが、基本的に不便な空港や都市部から離れた空港を利用することが多いので、移動に時間がかかるのがネックだ。
というより、都市部に近い空港から発着することと、乗り継ぎの利便性というアドバンテージがキャリアフラッグを始めとするメジャーキャリアになければ、LCCとの差別化は図れないだろう。

ところで、首都圏の観光客が茨城空港経由で上海へ行くにはどうすればいいだろうか。
一番便利なのは東京から茨城空港までの直行バスだ。
茨城から上海へのフライトは13時55分発が予定されているので、東京10時発の関東鉄道バスに乗ればいい。
バスは事前予約制になっているが片道500円、所要時間は1時間40分だ。
一方の成田まではJRの成田エクスプレス片道2940円、所要時間は1時間ちょうどである。
飛行機で旅行するときの40分など誤差の範囲と考えれば、茨城という地名に惑わされていただけで、LCCに乗るなら意外に利用価値はありそうだ。
問題は何もなさそうな茨城空港で暇を持て余すことだけか。
しかし、そんなことはLCC利用者の宿命だと思って諦めるしかない。

私は9月の旅行をすでに決めているので、明日から始まる春秋航空のチケット争奪戦に参戦することはないが、まだ予定を決めていない人は上海万博見物を兼ねて乗ってみたらいかがだろうか。
上海のホテルは少々高いだろうが、9月25日(土)に茨城出発、27日(月)に成田着で、2泊3日の上海オリジナルツアーをアレンジするのも悪くないと思う。
もっとも現地滞在は実質1日半、土曜の夜に中国雑技でも見て、日曜は観光、単純に上海だけならそれで十分かと思う。

ちなみに、春秋航空とセブパシフィック航空を組み合わせれば、「格安エアラインで世界一周」の著者である下川裕治氏ばりの格安アジア旅を演出することができる。
茨城 13:55-春秋航空(9C)8988便-15:55 上海(浦東)-バスで移動-上海(虹橋) 20:00-春秋航空(9C)8949便-22:00 深セン-陸路で移動-香港 8:25-セブパシフィック航空(5J)109便-10:25 マニラ 14:00-セブパシフィック航空(5J)828便-18:35 大阪(関西)
仮に、9月の3連休初日の18日(土)に日本を出発すると、茨城から上海までは4,000円、上海から深センまでは7,400円しかかからない。
そして、途中で3泊を挟み、21日(火)に帰国すると、香港からマニラまでが390香港ドル(4,300円)、マニラから大阪(関西)までが10,599ペソ(20,000円)、大阪(関西)から羽田が特定便割引Cで13,100円、合計すると約5万円である。
単純に香港だけ往復すると時間がかかる分だけ割に合わないかもしれないが、このルートだと往路で上海、復路でマニラ(あるいはセブ島)に立ち寄ることができる。
こうして見ると、LCCの就航によって片道チケットが安く買える(日本発のメジャーキャリアは原則として片道の割引運賃を呈示していない)ようになったということは、旅のプランニングに大きな変化をもたらすことになると言えるだろう。

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<春秋航空>上海-茨城、片道4000円の航空券を発売 (2010.8.25 毎日新聞)

上海と茨城空港などの間で週3往復運航している中国の格安航空会社、春秋航空は25日、9月中下旬の7往復で片道4000円の航空券を30日午前9時から発売すると発表した。
これまで同社は日本国内では代理店向けに航空代金分をパッケージ旅行に組み込んで発売しており、個人向け発売は初めて。
9月15、18、20、22、25、29日の茨城-上海便と、同27日の成田-上海便。1便あたりの座席(180席)の1割を予定している。インターネット販売のみで、8000円、1万2000円の航空券も売り出す。
茨城県庁で記者会見した徐進・茨城支社長は、「安い値段で安全が確保できるのかという疑問の声を聞くが、安全への投資はローコストではない」と強調した。【鈴木敬子】
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