« 心はすでにヨーロッパ! | トップページ | ローマ・フランクフルト間ゼロユーロ! »

2008.07.06

原油高はどこまで続くのか

私が2年前に「サマーバカンスに立ちはだかる燃油サーチャージ」という表題を付けてコラムを書いたとき、9月の欧州方面行きのチケットが総額で20万円を超えたということを驚きをもって書いた記憶があるが、もはやキャリア(航空会社)によっては30万円近くになることを覚悟する時代に突入したようだ。

今や当たり前のように上乗せされる燃油サーチャージ(fuel surcharge)だが、この特別上乗せ運賃が導入されたのは2005年のこと、当時は微々たる金額であまり意識するほどでもなかったのが、2006年になってからクローズアップされるようになり、2007年のときはマイレージによる無料チケットでも別建てで請求されるようになった。

その原油価格、昨年の世界株高の当時は100ドル時代が来るのかと言われていたものが、今年に入って年初でいきなりニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX=New York Mercantile Exchange)の原油先物価格が大台を突破、その後膠着状態が続くも3月以降は右肩上がりで上昇を続け、今や200ドル時代が来るのかと、言われる時代になってしまった。
日本旅行業協会(JATA)によれば、燃油サーチャージ額の改訂基準となる燃油価格は、改定時点での直近3ヶ月間のシンガポールケロシン市況価格(Singapore Kerosene-Type Jet Fuel Spot Price: 1バレル当たりの金額(米ドル)に換算するには、表示額×0.42)の平均を用いるとのこと。
ここ3ヶ月間の燃油価格の上昇幅はクレージーとも言えるものだっただけに、燃油サーチャージも驚愕の上昇となったわけだ。

ところで、上がったものは下がる、下がったものは上がるというのが相場の常だが、この原油価格に関しては下がるといっても再度3桁割れがあるのだろうか、と懐疑的にならざるを得ない。
たとえ下がっても110ドル~120ドルの水準から反騰するような気配は十分である。
まして、シンガポールケロシン市況価格が3ヶ月間平均して1バレル当たり45米ドル(1ガロン当たり107.14セント=2004年夏以前の水準)を下回った場合には、燃油サーチャージは廃止になるというが、そんなことはあり得ないレベルにまで達してしまった感がある。
果たして、原油価格の上昇はこのまま世界経済を、また文明社会を破壊するレベルにまで突き進むのだろうか。
それとも人間の英知がそれらを克服するのであろうか。

関連記事
日経新聞-NY原油続伸、145ドル台(2008.7.6)
日経新聞-NY原油が急騰、初の100ドル台に(2008.1.3)

|

« 心はすでにヨーロッパ! | トップページ | ローマ・フランクフルト間ゼロユーロ! »

コメント

けんじいさん、こんばんは

こんな情報でお役に立ててよかったです。
今後ともよろしくお願いします。
でも燃油サーチャージ、高いっすね(怒)

投稿: カルロス | 2008.07.10 00:42

燃油サーチャージの根拠初めて知りました。
ありがとうございます。

NY原油も調整はあってもおかしくないですが、
政治的な介入がないとそれも小幅に留まりそうですね。

投稿: けんじい | 2008.07.09 12:57

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/82450/41751947

この記事へのトラックバック一覧です: 原油高はどこまで続くのか:

« 心はすでにヨーロッパ! | トップページ | ローマ・フランクフルト間ゼロユーロ! »