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2007.06.17

何も解決しない教育問題

私の敬愛するベンジャミン・フルフォード(Benjamin Fulford)氏が「暴かれた闇の支配者の正体」という新刊を出した。
その中で最も気になったのが「日本人を奴隷化する戦後教育」というコラムだった。
これを読んでみると思い当たることはいくらでもある。
私が最も気になったのは、「自分独自の意見を作らせないこと」「受け身のパーソナリティを作ること」「目立つ人の足を引っ張ること」の3つだ。
この3つがある限り、活発な議論や討論など起こり得ないだろう。
私の体感で、会議という名のつくイベントが、「コンセンサスを得る」いう名目で開かれる無駄なものが多いのも、その会議中でさえ何も発言しない出席者が半数近く、場合によっては半数を超えることがあるのもこのためだ。
さらに言えば、法体系だけは一流先進国のものがありながら、高度成長期以降の首相に無能な者が多いのも、政権交代もほとんどなく、憲法に至っては世界最長寿のものという笑い話にしかならないのも、これらのことが原因としか思えない。
「国際会議議長の任務として最も難しいことは、インド人に発言させず、日本人に発言させること」というジョークは言い得て妙である。

しかも、「自分の意見を持たない人」は自分の殻の外へ飛び出す勇気も持ち得ないだろう。
なぜなら、仲間内では同じような考え方の集まりでストレスを感じずにいられたのが、違う世界へ飛び込むことになれば、今までとは全く違う考え方の人も大勢いるのだ。
それが外国人相手となればなおのことだろう。
私の知り合いのインド人が日本人との会話に時々ストレスを感じると言ったことがある。
私が即座に「日本人は I think (私はこう思う)でなくて、Somebody says (周りの人が言っている)と言う場合が多いからだろう」と言うと、我が意を得たりとばかりに頷いたのが思い出される。
自分の意見というものを持たない、周囲と合わせることのみに汲々としている人は面白みにも欠けるのだ。

また、安倍内閣の最重要課題の一つは「教育再生」というものだが、安倍首相が具体策として挙げた

1.教員免許更新制度、学校評価制度導入などによる質の高い教育の実現と学力向上
2.体験活動や奉仕活動を通じた規範意識や情操の育成
3.家庭や地域の教育力向上

というものがベンジャミン・フルフォード氏の言う戦後教育の弊害の是正に何の役にも立たないことは明白である。
戦後教育の弊害と言えば、どこもかしこも「日教組の歴史教育」とか言って非難しているが、それが「文部省の英語教育」「大企業の新入社員教育」に置き換えてしまっても同じことだ。
すべての問題は「講師からの一方通行、かつ、1つの正解を求める教育」に尽きるだろう。
結果的に、自分で考えさせようとしない、異なる意見や方法を認めようとしない、ことが最大のガンなのだ。
ここからは独創的、斬新的な考え方が日の目を見る可能性は限りなく低いし、才能ある者は見切りをつけて外へ飛び出すだろう。
残るのは古臭い考え方に凝り固まった老害経営者と公務員、住宅ローンで身動きの取れないサラリーマン、貧困層に叩き落された人たちになる。
日本の支配階級にある泥棒たちは、これが将来の日本にとってどれだけ深刻なことかわからないのだ。
もしかすると、わかっていても、自分たちさえ良ければいい、一般庶民に本当のことを知られて怒りの矛先が自分たちに向かっては困るから、そうした状況を放置し、全く関係ないことばかりやり、時間と金を浪費しているのだろう。

最後に、ベンジャミン・フルフォード氏の著書、「泥棒国家の完成」の中の一節を紹介して終りにしたい。
おそらくこれが日本の受け身の教育と拙い英語教育がもたらした最も大きな弊害だと思うからだ。

「グローバリゼーションの批判はいろいろあるが、若い世代に「世界中が自分たちのステージ」という希望を与えたということは評価に値する。韓国にかぎらず、いまでははとんどあらゆる国の若者たちが、国境を越えて自分の可能性を追求するようになった。
しかし、この日本ではどうだろうか?日本の若い世代は、まだはんの一部しかこのことに気がついていない。というか、気がつかないように国家やメディアによって洗脳され、臆病としか思えない生活を送らされている。大卒就職率が韓国並みの60%に下がっても、自国内のフリーター人生を続けるか、親の金に頼るバラサイト人生を選択しているのである。しかし、事態がもっと悪化すれば、やがてそれさえもできなくなるだろう。」

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日本人を奴隷化する戦後教育 (暴かれた「闇の支配者」の正体 by ベンジャミン・フルフォード)

なぜ日本人はアメリカから離れて独自の道を歩むことができないのか。
その大きな原因が、まさに今、社会問題になつている”教育”にある。
教育基本法をはじめとする戦後日本の教育プログラムは、アメリカが作り、日本に押しつけたものである。
日本人はそれを当たり前のもののように受け止めているが、私のような外国人にいわせると”洗脳プログラム”以外の何物でもない。
いや、外国人だからこそ、日本人には見えないアメリカの真の思惑がハッキリ見える。

アメリカの教育プログラムは戦後一貫した意図を持っている。
日本をアメリカの”奴隷”にし続けておくことである。
冷戦期は”反共の砦”として活用するため、今は個人資産1500兆円という世界史上誰も手にしたことのない大金を貢がせるためだ。
文句は一切言わせず、むしろ喜んで、進んで貢ぐようにする。
かつて日本の教育改革を担当したGHQの役人は、こう豪語したそうだ。「日本の教育を変えて、今後は天才が出ないようにします」
戦後、彼らが押しっけてきた教育プログラムの要点は、次のようなものである。

1.白人に対する徹底的な劣等感を植え付けること。
2.アメリカは素晴らしい国だと信じ込ませること。
3.自分独自の意見を作らせないこと。
4.討論や議論を学ばないこと。
5.受け身のパーソナリティを作ること。
6.一生懸命勤勉に仕事させること。
7.目立つ人の足を引っ張ること。

これらは、イギリスの植民地だったインドで実践された教育方針そのままだ。
要するに、上からの命令に疑問を持たず、与えられた課題だけ勤勉にこなす”しもべ”を作る教育である。

日本人は、明治以来優れた教育システムを自前で作り上げてきた。
実は、世界に通用する日本人は戦前のほうがずっと多い。
世界で初めて血清療法を開発した北里柴三郎、赤痢菌を発見した志賀潔、黄熱病研究で知られる野口英世など、天才と呼ぶにふさわしい個性的な日本人が世界中で活躍していた。
戦後の日本人からそういう天才が出なくなり、カネにしか興味のない「エコノミック・アニマル」などと呼ばれるのは、自前の優れた教育システムを捨ててアメリカが押しつけた奴隷教育を採用したからにほかならない。

今日、多くの日本人がアメリカからの露骨な内政干渉をまったく疑問に思わないのも、この教育の成果だ。
アメリカがヤクザや”エセ右翼”を使い、自民党、警察、検察を抱き込んで利権をほしいままにしても、見て見ぬふりを決め込んでいる。
そればかりか、これだけ多くの証拠を突きつけても、「アメリカがそんなことをするわけがない!デマだ!」と、耳をふさいだままだ。
要するに、ずっと植民地なのである。
表面上は独立したけれども、本質的にはまだ占領されているのだ。
こういう卑屈な教育の基盤の上で、アメリカとそれに追随する勢力は、さまざまな批判者や日本の国益を守ろうとする政治家を”抹殺”してきたのである。
そして日本人の富は着々とアメリカに奪われている。
安倍政権が誕生した今も、その収奪は終わることなく続いている。
ここに書いたようなことは、大手メディアは決して報道しない。
もうそろそろ、こんな恐ろしい政治とはおさらばしてもいいのではないだろうか。
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コメント

スマイリーさん、こんばんは

>「自由と民主」とはAmericaの自国利益のことですからね。

あそこほど露骨なダブルスタンダードの国はないですよね。
でも自国の利益を追求しない国ってわが国だけ(笑)

投稿: カルロス | 2007.06.26 00:47

どうも!
お気に入りLinkありがとうございます。
こちらも早速Linkさせていただきました。
カルロスさんにお声をかけていただき光栄です。

さてこの手の話は大好きです。
海外投資をする上で真のAmericaを知ると知らないとでは世界観が全然替わってき

す。
「自由と民主」とはAmericaの自国利益のことですからね。
原油や為替もしかり、すべてに絡んできます。

私の尊敬する「増田俊男」氏は歯に衣着せぬ発言で日本では異端児扱いですが、
彼の世界観、政治、経済、軍事感覚は鋭いものがあると思っています。
増田俊男の世界 http://www.chokugen.com/index.htm
上記HPは良く参考にさせてもらっています。

今後ともよろしくお願いいたします。

投稿: スマイリー | 2007.06.25 23:51

>日本人は、ロジカルに考えて、それを自分の意見として発表する癖をつけるべきです。ロジカルに考える人が増えれば、いいかげんな政治ができなくなります。

そうですね。
単なる思い付きで政治家が言ったことに対して、それをメディアが垂れ流し、同じことを言っているのに政治家の直は信用しないくせにテレビは信用するなんてこともなくなりますからね。

投稿: カルロス | 2007.06.19 23:32

私も、自分のブログで、奉仕活動の必修化について検討していますが、喧々諤々の議論の末に導入したとしても、特に効果はないでしょう。総合学習の時間が何の役にも立っていないのと同じことです。

そんなことより、日本人は、ロジカルに考えて、それを自分の意見として発表する癖をつけるべきです。ロジカルに考える人が増えれば、いいかげんな政治ができなくなります。本当は、「奉仕活動の必修化」の議論について、意見を戦わせている段階で政治家のペースにはまっていると考えるべきです。

投稿: PALCOM | 2007.06.19 21:44

こんばんは

まず自分の発する言葉から変えることでしょうか。
「金持ち父さん」シリーズで有名なロバートキヨサキが、ビジネスオーナーと従業員では発する言葉が違うと言っています。
例えば、ビジネスオーナーは利益率とかコストとか言う言葉が頻発しますが、従業員は給料、福利厚生ですよね。

それと同じように、日本人がよく言う、「~と言われている」という言葉使いを減らし、私はこう思う、という言葉を中心にするだけでもだいぶ違ってくると思います。
それと相手が自分の意見と違っても、なぜそう思うのか、と問いただすことは必要でしょうね。
日本人、特に自分より年下の者が何か言えば、逆切れして、オレにたてついた、と言う人がいますが、これじゃ議論は成り立ちませんから

投稿: カルロス | 2007.06.18 21:11

では、われわれはどう行動すればよいのか?
多くの人は分からないままではないでしょうか?
カルロスさん、どう思いますか?

投稿: kubokawa | 2007.06.18 10:29

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